ポケッタブルエアバンドレシーバ- HRD-737

中国製のポケッタブルエアバンドレシーバーを買いました。使い道やちょっと進んで改造などをやってみます。

HRD-737使い方 その1

今日は。


HRD-737ポケッタブルエアバンドレシーバーの使い方を説明していきます。

 

同梱されているマニュアルは英語・中国語です。中国語は読めないので英語を読んでみましたが、少しなまりがある英語です。

 

操作ボタンは全部で10個あり、電源ON/OFF、バンド選択、周波数選択、時計設定、音量調整、CHメモリー設定などなどたくさんのモードがあって機能を切り替え使います。


色々あって、直感的には使いこなせず、マニュアルをよく読んでからやっと全部の機能が使えるようになりました。


操作キーなどの名称や機能説明です。

 

f:id:nobcha23:20200307222019j:plain

操作ボタン類

 

①電源/スリープ:受信機の電源オンオフ。自動的に電源オフにもできる。


②ロック:ボタン操作や自動電源オフをできなくするためのロックキー。


③DC5V入力 USBコネクタ:電池充電用の外部電源供給用USB


④3.5φイアホンジャック:ステレオイアフォンジャック。


⑤ロッドアンテナ:7段伸縮アンテナ。


LCD表示部:LCDの表示内容説明は別途します。


⑦音量+:音量上げ、あるいはプリセット機能の順次呼び出し


⑧音量-:音量下げ、あるいはプリセット機能の順次呼び出し


⑨チャンネル記憶:周波数チャネル記憶設定と呼び出し用


⑩モード選択:各バンドでのモードの呼び出し。


⑪設定:時間設定、スケルチ設定。


⑫バンド選択:時計時刻でのアラーム設定、パワーオン時はバンドの切り替え。


⑬周波数選択+:周波数選択+、あるいは時間設定+


⑭周波数選択-:周波数選択-、あるいは時間設定-


⑮吊り下げ用:持ち運び時のストラップ吊り下げ部。


⑯スピーカー

 

結構沢山な機能があり、ボタンの数も多く、モードでの使い分けもあります。

 

 

ポケッタブルエアバンドレシーバー HRD-737のケースをバラシ、中身をのぞきます I had peeped into HRD-737 internal,

今日は。HRD-737のケースを外して中をのぞいてみます。 Good day! I had disassembled HRD-737 and investigated content of PCB cirsuit.

f:id:nobcha23:20200105180358j:plain

ケース外して中身を見ます


ケースはもともとあったFM/AMレシーバーのものを流用したみたいです。
AMAZONで売られているこのポケットラジオだと思います。

The supplyer might divert standard FM/AM receiver case. This kind of radio is same shape as HRD-737.

このFM/AMレシーバーは乾電池電源だったようで、乾電池ケースの中にリチウムバッテリーを無理やり入れています。

This FM/AM receiver is fed power supply from 3AA batteries HRD-737 is diverted this space for Li-ion battery.

 

乾電池ケース蓋を開けると見える2本のビスを緩めケースを外してみます。まず目につくのはAM用バーアンテナはスピーカー裏にテープ止めしてあるとか、ケースの流用で安くするための工夫が沢山されているように思います。

To disassemble the case you shall remove 2 biss of back case. It may be easy as adhered AM ferrite antenna by tape on the speaker. The supplyer must enforce to cost down much.


次に基板ですが、表面実装基板で、一番重要なDSPラジオICと制御マイコンのIC名称は消されています。  Circuit board is composed by surface mounted parts. There are erased of DSP and controling MPU painted name.

 

しかしながら、どこでも何でもWEBの世界には情報があるようです。
”SWLING POST"という「短波放送愛好家WEB」がありますが、その中にHRD-737レビューがあり、ラジオICは旭化成マイクロシステム社AKC-6955のカスタム版とあ

りました。(问石科技有限公司(AKC technology limited)でAKC-6955あるいはDSP6955という名称らしいです)

Critical reviews of the $37 HanRongDa HRD-737 shortwave radio
However there are effective information on ”SWLING POST" WEB. They say DSP radio IC being Asahi chemival's AKC-6955 of DSP receiver chip.

 

 

さらにはこのコンパクトなケースの中にLNAを入れるという書き込みもあります。

Imre’s HanRongDa HRD-737 modification increases sensitivity


この引用した改造情報ではアンテナの前にTRで増幅回路を入れ、受信感度がよくなったと説明されています。
しかし、他の方から、デジタルノイズだらけの基板上で広帯域増幅器でノイズも併せ増幅しいるので受信信号強度が増したように思っているだけとの酷評もあります。
辛辣な書き込みですね。まあ、プリアンプを入れるなら、確かに、このアンテナ端子前ですね。


これで一通りエアバンド受信可能ポケットラジオHRD-737の観察が終わりました。

 

ポケッタブルエアバンドレシーバー HRD-737の使い方をかいつまんで・・

 

 

今日は。 まずはHRD-737の仕様です。

 --------------------------

仕様一覧: 品番:HRD-737 製品名:ポータブルラジオ

周波数:FM:87.5-108MHz(100KHzステップ) AM:520〜1720KHz SW:2.3〜30MHz CB:25〜28MHz AIR:118〜138MHz VHF:30〜223(FM-N / FM-W)

スピーカー:Φ40mm8Ω1W 

電源:DC 5VでマイクロUSBから バッテリー容量:3.7V 700mAhリチウム電池

商品サイズ:10.5 * 6 * 1.5cm  重量:75.4g パッケージサイズ:13.2 * 8.7 * 4.7 cm  箱重量:216.8g カラー:ブラック/ゴールド

 

包装内容明細: 1 *携帯ラジオ

1 *3.5mmイヤホン(ステレオ)

1 *延長アンテナ(ワニ口ケーブル引っ掛け)

1 *充電ケーブル(Micro-USB)

1 *ストラップ

1 *ユーザーマニュアル(英語中国語)

 ---------------------------

 

操作キー配置などは次です。

f:id:nobcha23:20200307222019j:plain

操作ボタン類

 

 マニュアルは中国語と英語です。まずは使うのに必要そうな機能を英語マニュアルから訳してみました。

 

順繰りにエアバンド受信がらみに必要な機能やボタンキー操作を箇条書きで示します。

 

まずは電源です。USBケーブルで充電します。2-3時間で充電できるようです。

フル充電、バッテリーマークが三つついていると、半日ぐらい聞き流しで使えそうです。

 

POWER/SLEEPボタン長押しが電源ON/OFF

 

BAND選択→AIR

周波数選択→TUNINGボタン(上下)で周波数チャンネル選択

TUNINGボタン(上下)長押しでサーチモード

 

MEMOキー使ってCH1-50での記憶設定と呼び出し

周波数選択CH設定→MEMOボタン長押し→VOLボタン(上下)で 書き込みチャンネル選択→MEMOボタン短押しでCH設定されます。

CH呼び出しはMEMO短押しからVOLボタン(上下)で選択、確定は無し。

呼び出した後はTUNINGボタンで周波数のアップダウン可能です。

 

エアバンドスケルチのオンオフはエアバンド受信中にSETを 長押しして設定モードにし、SET短押しでオンオフの切替です。

 

なお、受信中に**dBと表示されますがRSSI表示です。

 

POWER/SWEEP長押しするとスリープモードに入ります。

 

中波の9k/10kの切替は中波受信中にMODEボタン短押しです。

 

以上で使えるようになりました。上着やシャツの上ポケットに入る大きさ軽さなので、今度大阪国際空港近辺無線のワッチ・見学サイクリングを実施したいと思っています。

 

少し使ってみて一点追加、アラーム消し方がわからず、毎日12時なったらピッピとなって、家族から文句言われてました。

スリープからPOWER押して立ち上げ中にBANDボタン短押しで時計マークが点き、消えします。

 

 

 


 

航空無線について各種情報を調べてみました

今日は。

 

ポケッタブル受信機でエアバンドが聞けるということでアマゾンで受信機を買い、大阪国際空港近辺の自宅でワッチしています。また、コロナ外出規制までの休日には空港近辺までサイクリングで出かけ受信してみました。

f:id:nobcha23:20200317214249j:plain

シャツのポケットに入る大きさでエアバンド聞けます


 今までエアバンドレシーバーと言うと本格的に数万円もしたものが、何と一桁も安く入手できます。見た目もAM/FMラジオのテイスト。しかし、機能的、性能的にはそれなりで、お安い。「HRD-737中華製ポケットラジオ」です。(また、腕に自信のある方なら、はんだ付け任せておけと言う方なら、もっとお安い値段でエアバンドレシーバーのキットがあります。キットを買って組み立てて、調整、改造しましょうというブログを作っています。そちらも興味があればのぞいてみてください。)


さて、航空無線についてどんなものか説明してみます。(というワタシも初心者なのでWEBを引用することにします。

 

 ちょうど国土交通省航空管制官公式ホームページに航空管制に関しての説明がありましたので紹介します。

 -------ところが、残念ながら、下記国土交通省のサイトは無くなってしまいました――――

www.mlit.go.jp-----------------------------------

 

!!残念ながら国土交通省の該当ページは無くなってしまいましたので、替りの情報として「民間機、軍用機などの情報・写真や、航空気象、エアーバンド、航空機に関する全般的な情報サイトです!」を紹介させていただきます。!!

 

一番とっかかりにお勧めするのはATISの受信です。ATISでは空港の気象情報などを放送しています。四六時中出ている電波なので、まずこれが受信できるかどうかがポイントです。この電波は地上から出ており、空港の周りでないと受かりません。

ATIS Automatic Terminal Information Service:飛行場情報放送業務のことで、気象情報、飛行場の状態、航空保安施設の運用状況等の情報を常時対空送信(放送)により航空機に提供する業務である。

ATIS周波数リスト

 

北海道地方

中国地方    
新千歳 128.600MHz 広島 127.250MHz      
函館 126.000MHz 岩国 281.000MHz        
東北地方 小月 245.800MHz        
三沢 128.400MHz 高松 127.450MHz        
366.200MHz 徳島 246.800MHz        
八戸 245.800MHz 高知 126.450MHz      
仙台 245.450MHz 九州地方        
新潟 128.450MHz 福岡 127.200MHz      
関東地方 長崎 128.400MHz        
成田 128.250MHz 大分 127.800MHz      
東京 128.800MHz 熊本 128.800MHz      
横田 128.400MHz 宮崎 126.800MHz        
281.000MHz 鹿児島 127.050MHz      
厚木 246.800MHz 鹿屋 246.800MHz        
ハーディーバラックス 141.100MHz 沖縄地域        
中部関西地方 嘉手納 124.200MHz      
名古屋 126.400MHz 280.050MHz        
関西 127.850MHz 那覇 127.800MHz        
大阪 128.600MHz 293.000MHz      
               

 

一方空港から離れたところで受信する場合は、飛行機からの電波を受けるしかありません。ジェット機は大体高度1万メートルを飛行するので、空に向けてアンテナを突き出すと百キロ以上離れていても大丈夫です。

 

 

空港に離着陸する飛行機が空港の管制塔などの無線局との間でやり取りする周波数に付いては次のWEBに紹介されていますので、近所の空港の周波数をメモして参考にされてはどうでしょうか。

 

airband-japan.jimdofree.com

次に、エアバンドレシーバーを持っていなくてもインターネットラジオ式に聞けるサイトを知りました。全国主要空港に受信サイトが置かれていて、ITM(大阪国際空港、伊丹の略)も当然あります。いつもワッチしている118.1MHz大阪タワーが傍受できます。飛行機ののっているときでもWIFIでつながるならワッチできるというのが売り文句ですね。

航空無線 エアバンドがスマホで聴ける無料サイト:LiveATC


ここで脱線しますが、もうひとつ、データ通信の航空無線があります。飛行機の位置は航空管制の必要性から飛行機から常に放送通信されています。ACARSといいます。
Aircraft Communications Addressing and Reporting Systemの頭文字をとったもので、航空機と地上局の間でデータをやり取りするシステムです。ちょうどアマチュア無線におけるパケット通信に似ています。この情報をWEBサービスするリアルタイムフライト追跡があります。
更にADS-Bと言うサービスもあるのですが、今のところ不勉強なので、追って調べてみます。詳しい情報が次のサイトに集められています。(感謝!)

www.ne.jp

 

まあ、色々サービスなどあるのですが、結局のところ、簡単に受信でき、持ち運びもらくちんということで、このポケッタブル受信機を片手にしばらく遊んでみることにします。

 

腕に自信のある人なら、ケースを開けて改造、感度アップなんかもできます。

hrd-737.hateblo.jp

 

nobcha23.hatenadiary.com



ポケッタブルエアバンドレシーバーで、航空機無線を受信してみる

中国製のエアバンドレシーバー、HRD- 737を入手して、大阪国際空港近辺で、航空機無線のワッチに励んでいます。

 

 

AMAZONで5000円位で胸ポケットに入るようなポケッタブルエアバンドレシーバーが売られていると聞き、買ってみました。中国の深せんあたりで作られているようで、注文すると中国からAIR MAIL便でやってきました。

 

f:id:nobcha23:20200308101311j:plain

HRD-737一式

 

さて、まずは届いた機械で受信するにはどのような周波数なのかを調べないといけません。

 

私の住んでいる北摂地方(大阪の摂津地方の北部という意味)では聞こえるのは大阪国際空港の電波ということになります。早速、どんな電波出ているかWEBを探してみました。

(他の地域の方も航空無線ハンドブックというWEBに周波数が掲載されていますので、参考にされてはどうでしょう。)

 

COM周波数 国土交通省管轄の管制用周波数類です。英語で通信されます。

 関西APP 120.4500 (P)  

 関西APP 124.7000

 関西APP 261.2000

 関西DEP 119.5000

 TWR 118.1000

 TWR 126.2000

 TWR 236.8000

 GND 121.7000

 GND 126.2000

 CLR 118.8000

 ATIS 128.6000

 

航空会社カンパニー 各社が地上職員と畿内の間での連絡用通信です。日本語でキャビンアテンダントがグランドサービスとケータリングとか機内状況など連絡に使用されます。

 ANA/IBX/SFJ/SNJ/ADO/APJ/ORC 130.4500

 JAL/AHX 131.8500

日本空港無線サービス(泉南送信) 130.9500  131.0500

地上業務 地上職員がお客様探しとかに使います。

 ANA 149.5300 (FM)

 JAL 372.4500 (FM)  462.0250 (FM) 469.3625(FM)

 大阪国際空港ターミナルビル  414.6000 (FM)

 マイアミ空港サービス 159.0500 (FM)

 エージーピー 158.8100 (FM)

 航空局/気象庁 153.4500 (FM)

兵庫県警察航空隊   135.9500

 

この中で四六時中出ている電波は128.6MHzATISですね。空港の気象状況など英語で放送しています。外部ホイップアンテナにつなぎ、空港から15kmぐらいのマンション5階にて、HRD-737ではRSSIが15dBと出ました。

 

HRD-737内蔵の7段ロッドアンテナでは上空を飛んでいる飛行機からの電波は十分な強さで受かりますが、空港からの電波はかつかつか、ちょっと無理です。

 

 

胸ポケットに入るようなポケッタブル受信機で航空無線が聞けます

f:id:nobcha23:20200317214249j:plain

ワイシャツ胸ポケットに入るコンパクトな受信機で航空無線が聞けます



今日は、みなさん私は航空無線の受信機に興味を持ち色々と手がけています。

 

住んでいるところは大阪国際空港に近いところで、休日には自転車でアクセスできるぐらいのところです。風向きによっては家の上を離陸した飛行機が飛んでいきます。窓から遠くを見ると着陸態勢に入った飛行機が見えます。

 

さて、飛行機と地上、管制とか航空会社の間での連絡は航空無線が使われています。航空無線はICAOという世界組織が決めた方式や周波数で運用されています。日本ではICAOの決めた取り決めに従い、国土交通省が管理運営を行っています。周波数の認可は総務省が行います。

 

こういった規制の中で使われている航空無線ですが、誰でも簡単に傍受することができます。電波法では傍受した内容を漏らしてはならないという罰則規定がありますが、聞いてはいけないという訳ではありません。

 

というような前置きから始めましたが、どんな通信が行われているか興味をもって、傍受してみることにしました。

 

以前なら、航空無線を傍受するには数万円するような専用受信機が必要でした。もちろん技術力のある人なら回路図を書いて部品を集め、基板を作ってはんだ付けすれば何千円でできますが、それも簡単ではありません。

 

ところが、技術革命で、航空無線の受信ができる専用IC(ソフトウェア無線方式)ができたようです。そのICはAM/FM受信機用の機能をベースに航空無線機能が追加されたものです。中国深せんにあるような先進受信機アッセンブリ会社が、そのICを使いAM/FMポケッタブル受信機のケースなど利用して、中身を入れ替えてしまいました。

 

 

ICは旭化成マイクロシステムズという会社(基板に実装されたICの刻印は秘密保持のためか削られているので、業界情報です)のAKC-6955らしいです。そして、この中国製ポケッタブル受信機はアマゾンなどで売られています。

 

こんな情報を知ったので、さっそくアマゾンでこのポケッタブル受信機を買ってみました。

 

 

注文すると中国から追跡可能郵便でやってきます。なぜか香港から深せんに行って、そこから関西空港にやってきて、通関を受けて、さらに大阪国際郵便局から宅配便屋さんにゆだねられ、我が家までやってきました。

 

こぎれいな化粧箱に詰められ、本体、イアホン、充電用USBケーブル、外部引っ掛けようアンテナ(ワニ口クリップ付き)、吊り下げベルト、英語/中国語マニュアルなどです。

 

それではこのなんだかなまりのある英語で書かれたマニュアルを見て航空無線受信に乗り出すことにします。

 

f:id:nobcha23:20191231144040j:plain

箱に入っていた本体など