ポケッタブルエアバンドレシーバ- HRD-737

中国製のポケッタブルエアバンドレシーバーを買いました。使い道やちょっと進んで改造などをやってみます。

ACARS受信(HRD-737でKG-Acars受信)

WEBで情報を探してみると、ACARS(Aircraft Communications Addressing and Reporting System)は航空機と地上管制塔の間で運行情報などの情報を無線により送受信するデータ通信システムと説明がありました。

acars 航空無線

 

 周波数  電波形式  対象地域
 131.450MHz  A2D  日本周辺
 131.250MHz  A2D  国内航路中心

 

ワタシが今使用しているPCのLIFE BOOK AH530/3B標準サウンドIFを使いKG-ACARSを使用しデコードすることにします。まずはKG-ACARSのサイトを探し出して、ダウンロードします。(かなり古くからあるソフトのようですが、まだサポートされています。KGさんに感謝!)

www2.plala.or.jp
分かりやすく使い方を説明していただいているWEBもあります。

cherryhillspage.web.fc2.com

さて、今回KG-ACARSを使用するに当たり用意したモノは次です。


・航空無線バンドが聞ける受信設備:HRD-737を屋外設置グランドプレーンアンテナに接続する。


・市販のプラグ付ケーブル:受信機のイヤホン端子と、パソコンのMic-In端子に適合するモノラルケーブル。


・パソコン:スペックやOS:Windows10/64ビット、Intel Corei3 CPUM370、4GB RAM,Intel HDGraphics、High Def sound
             
以上で準備OK!です。


まずはソフトダウンロードし、受信機をオーディオケーブルで接続、アンテナ設置し接続。そして、まずはレシーバーのスピーカーでピギャ音確認。続いてケーブルでPCのマイク端子へ接続。

 

次にPCにダウンロードしたKG-ACARSソフトを立ち上げます。ちゃんとつながっているのか、音量大丈夫なのと確認のため、右上のモニターボタンをクリックして、PCスピーカーから受信音だし、確認しながら進めます。

 

KG-ACRASソフトがレシーバーからの信号をデコードできているかは、同じく右上のインジケーターパネルのウオーターフォールが目印になります。。信号受信すると横に線が流れます。その時にOVR(赤)が点いて、SYN,RCVが付くと受信できています。

 

このソフトでは、JAL,ANA機などから送信されるフォーマットに対応しているようで、LCC、海外キャリアの飛行機からの受信データは受信テキスト表示画面にしか現れません。なので、パネル左から4番目ボタンをクリックし、受信テキスト表示画面を出してください。

 

始めにベランダで立てかけたアンテナでは次の画面のように地上局しか受信できてませんでした。

f:id:nobcha23:20200429204942j:plain

KG-ACARS動作画面例

アンテナの場所を動かして、上空に対してちょっと開けたところにしたら、いくつかモニターできました。JALとかANAの機材を捕捉できると、高度や機外温度などが表示されます。

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KG-ACARS でテキスト表示

 

 

HRD-737内蔵ロッドアンテナではACARS受信に感度不足と思います。なので、室外アンテナにつなぎ受信信号強度を高めようと、ロッドアンテナをSMAコネクタにつなぎ替えると言う改造をしました。SMAコネクタ改造について、次のブログで説明しています。

nobcha23.hatenadiary.com

 

 


ところで、HRD-737で受信できるなら中国製エアバンドキットではどうなのかと疑問を持ち、受信機を入れ替えてみました。ところが、受信結果は芳しくありません。地上局からの電波は受信できるが、飛行機からの電波はうまく拾えません。こちらの方はうまくいかない原因をまた検討してみます。